皮膚外科Skin surgery
主な疾患
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粉瘤(アテローム)
皮ふ表面と一部つながった体内にできた皮ふの袋です。袋は皮ふですのでアカ、皮脂などが袋の中に溜まってくるため徐々に大きくなってきます。溜まったものが何らかのきっかけで漏れ出ると悪臭がします。また化膿すると炎症性粉瘤とよばれ、急に赤くはれて、膿がたまり、強い痛みを生じることがあります。
当院での治療について
炎症を起こしていないものは、袋ごとすべて取り除く手術を行います。しかし、化膿してしまった場合は、一旦たまった膿とアカ、皮脂を取り除き、落ち着いてから手術を検討します。
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ホクロ
生まれつきのホクロもありますが、ホクロの大部分は3歳頃から生じ次第に大きくなります。体のどこにでも発症し、はじめは平らであったものが時とともに大きくなったり、盛り上がったりすることもあります。表面はつるつるしたもの、ザラザラしたもの、毛が生えているものもあります。色調は褐色から黒色が多いですが、中には肌色、青色、灰色のほか、稀に赤いものもあります。
当院での検査について
稀にホクロのようにみえても皮ふガンのことがありますのでダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡を用いた検査を行います。肉眼で観察するよりもはるかに詳しい検査結果が得られます。
当院での治療について
美容目的で除去を希望される場合は自費診療になりますが、悪性が疑われる場合や、日常生活で引っかかって血が出るなど何らかの支障をきたす場合は保険適応となります。治療方法は、局所麻酔下にて切除、縫合する方法と、RF(Radio Frequency)による除去があります。診察をさせて頂いた上で、適切な治療方法を提案させて頂きます。
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保険でできるレーザー治療
太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青は保険でレーザー治療が行えます。
- 刺青の除去治療は行っておりません。